Google Search Consoleに「HTMLタグに必須属性がありません」または「HTMLタグにURLがありません」と表示された場合は、まずどのレポートで、どのURLに発生しているかを確認します。同じような文言でも、AMP、構造化データ、サイトマップでは原因と対処が異なります。
この記事では、主にAMPレポートで表示されるエラーの確認方法を解説します。以前のCocoonにあったAMPロゴ設定だけが原因とは限らないため、エラー詳細を見ずに画像URLを追加しないでください。
最初にレポートの種類を確認する
| 表示場所 | 主な対象 | 確認するもの |
|---|---|---|
| AMPレポート | AMP形式のページ | エラーになったAMP URLとHTMLタグ |
| リッチリザルト/拡張 | 構造化データ | プロパティ名とJSON-LD |
| サイトマップ | XMLサイトマップ | エラー行とXMLタグ |
Search Consoleで問題名を開き、「例」または対象ページからURLを選びます。詳細に表示されるタグ名、属性名、行番号を控えてください。
AMPを現在も使っているか確認する
AMPページを意図して公開しているかで対応が分かれます。対象URLの末尾やパラメーターに /amp/、?amp、?amp=1 などが付いていないか確認します。
- AMPを使っている:エラーになったHTMLを修正し、AMPとして検証します。
- AMPを使っていない:古いAMP URLと通常ページの関係を確認し、AMPの削除手順を進めます。
- 分からない:テーマやAMPプラグインの設定、ページソースの
rel="amphtml"を確認します。
Cocoonを使っている場合
Cocoonはバージョン2.7.0でAMP機能を廃止しました。現在のCocoonには、旧記事にあった「Cocoon設定 → AMP → AMPロゴ」という設定項目はありません。
最新のCocoonを使っているのにSearch Consoleへ古いAMPエラーが残っている場合は、過去に取得された情報の可能性があります。次の順で確認します。
- バックアップを取得してから、Cocoon親テーマを最新版へ更新する
- 通常ページが正常に表示され、自己参照canonicalがあることを確認する
- 古いAMP URLを開き、通常ページへ転送されるか、すでに存在しないか確認する
- Search ConsoleのURL検査で通常ページを確認する
古いテーマ内の no-amp-logo.png を直接指定する方法は、現在のCocoon向けの解決策ではありません。古い親テーマを直接編集すると更新で消えるため避けてください。
AMPを継続する場合の修正手順
1. ライブURLを検査する
Search ConsoleのURL検査で対象のAMP URLを入力し、「公開URLをテスト」を実行します。保存済みのエラーとライブテストが異なる場合は、すでに修正されていて再クロール待ちの可能性があります。
2. 指摘されたタグと属性を確認する
Google公式のAMPレポートでは、URLが必要な属性が空の場合に「Missing URL in HTML tag」が表示されます。例えば、画像の src やリンクの href が空文字になっていないか確認します。
<!-- 悪い例 -->
<amp-img src="" width="600" height="400"></amp-img>
<!-- 修正例 -->
<amp-img src="https://example.com/image.jpg" width="600" height="400"></amp-img>
実際のエラー箇所は、ロゴとは限りません。記事画像、広告、商品リンク、埋め込み、テーマ、プラグインが出力するHTMLを順に切り分けます。
3. テーマとプラグインを更新する
AMP用HTMLはテーマやプラグインが自動生成していることがあります。バックアップとテスト環境を用意し、WordPress本体、テーマ、AMP関連プラグインを更新します。子テーマの独自コードや古い広告コードがある場合は、一時的に外して原因を確認します。
4. キャッシュを削除して再検証する
サイト側のページキャッシュやCDNを使用している場合は、対象ページのキャッシュを削除します。その後、ライブテストでエラーが消えたことを確認してから、Search Consoleの検証を開始します。
AMPを終了する場合
AMPを使わない場合も、設定を切るだけで終わらせず、通常ページを残したまま古いAMP URLを整理します。Google公式は、AMPページを削除して通常ページを維持する場合、古いAMP URLから対応する通常ページへの301転送を案内しています。
- 通常ページが200で表示されることを確認する
- 通常ページから
rel="amphtml"の参照を削除する - 古いAMP URLを対応する通常ページへ301転送する
- サイトマップには通常ページだけを掲載する
- Search Consoleで減少を確認し、再クロールを待つ
すべてのAMP URLをトップページへ転送せず、元の記事に対応する通常ページへ1対1で転送します。URL形式はテーマやプラグインごとに異なるため、実際の旧URLを確認して設定してください。
修正後すぐに表示が消えない場合
Search Consoleのレポートはリアルタイムではありません。ライブテストで正常でも、Googleが対象URLを再クロールするまで以前のエラーが残ることがあります。検証を開始したら、設定を何度も変えずに結果を待ちます。
まとめ
「HTMLタグに必須属性がありません」と表示されたら、最初にレポートの種類、対象URL、指摘されたタグを確認します。CocoonのAMP機能はすでに廃止されているため、古いAMPロゴURLを追加するのではなく、テーマ更新と旧AMP URLの状態を確認してください。AMPを継続する場合は、ライブテストで実際の空属性を特定して修正します。
